昨日、ぱくふぇすのお手伝い(設営・受付・物販等)をしてたら昔のことを少し思い出したので書き残しておこう。

前回までの記事

  1. 声優の事務所に務めていた時の話 ~就職編~
  2. 声優の事務所に務めていた時の話 ~人物紹介~
  3. 声優の事務所に務めていた時の話 ~入社初日~
  4. 声優の事務所に務めていた時の話 ~改造計画~

弊事務所は少し特殊で、イベントを主催・運営することが多い会社だった。 当時の声優事務所としてはとてつもなく異端だったはず(今もか?)。

毎週のように土日はイベントに駆り出され、設営・会場スタッフ・物販・果てはMCまでやらされる人もいた。 最終的には社長のイベントを開くという破天荒っぷり。 まぁ、俗にいうブラックなのだが、ファンの感想をダイレクトに聞けるチャンスだったし、いろいろと面白い話も聞けたので、そこまで悪くはなかった。

イベントをやってて不思議だったのが、ファンがスタッフと仲良くなりたがること。 中にはイベントの主役よりもスタッフが好き、というワケの分からん輩もいた。

顔を覚えられてファンから声をかけられるようになった時の会話は大体こんな感じ。

「社員さんですよね」(なんで知ってんの)
「毎週大変ですね」(お前らの相手がな)
「休みあるんですか?」(見て分かんないの?)

そんな他愛ないブラック世間話。

その後のイベントでもファンから色々と話しかけられる。 自身のプライベートな情報を交えたりした会話もしてくる。

そんな風に会話をしていると、他のファンからも話しかけられるようになる。 中には話したくても話せない人がいて、遠くからモジモジしながら羨ましそうに様子をうかがっている。 そんな時は「いつも来てくれてありがとうね」「誰のファンなの?」「どこから来てるの?」等々、こちらから話しかけるようにしてみた。 そうすると次回は自分から話しに来る。 話しかけてよかったなーって思う瞬間だったりする。

ちょっと話しが逸れたが、ファンがスタッフと仲良くなりたがる理由は恐らくこんな感じ。

  • ステータス
  • 情報の融通
  • 贔屓を期待

ファンにとってスタッフはGM(ゲームマスター)みたいな感じなんだろう。
「俺、GMに知り合いいるぜw」とか、
「知り合いのGMから聞いた情報がw」とか
「知り合いのGMに○○してもらったw」とか
(くそうぜぇやつだなw)

情報リークなんてないし贔屓もしてない。 そもそもそんな情報もってないし権限もない。 皆と公平に接してきたつもりだが、2ちゃんねるに色々書かれた事もある。 「お前2ちゃんに書いただろ〜w」って次のイベントでネタにするだけだが。


そんな感じのことを思いだした。 オチはない。

 

次回に続く